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桜の花びらは風に舞い空を漂う。 想いは何処へ・・・あなたの許へ・・・
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年末の休みに入る直前・・・30日のこと。
2名の入院患者があった。

いずれも明治40年代生まれの女性で「大腿骨頚部骨折術後」。
ある公立病院から、リハビリ目的でうちへ転院・・・そうは言っても

「うちも明日から年末年始でリハビリは休みになるんだけどなー。」

魂胆見え見えだわ・・・正月休みの前に、入院患者を減らそうって
わけよ。
しかも・・・2名のうちのひとりは、12月11日にopeした後に心不全と
慢性腎不全を合併して、胸水の貯留を認めたために補液と絶食で
治療して経口利尿剤を29日から開始したばかり・・・。

「整形外科的には術後の経過は異常なし。」
という診療情報提供書を持って(持たされて?)うちへ来ました・・・とさ。

私がその患者さんと会ったのは、年明けて1月2日の夜勤。
申し送りでは「排尿障害があり自尿の量が充分ではないので、残尿の
有無を確認して適宜導尿してください。」とのこと。

ふーん・・・とか思いながら病室へ行ったわよ。

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まだ、今年の春に看護学校を卒業して
仕事を始めたばかり・・・
経験の浅い若い子の器に見合うだけの
結果を求めなけりゃならない事は解るよ。

だけど・・・何事も限度っていうもんがあるじゃない。
リーダーをしてれば、それだけで手一杯になるさ
誰でもね。
何を隠そう、経験年数30年の私でもリーダーの日は
出勤前からその心積もりをして出掛ける。

自分だけが解ってればできる仕事じゃない。
なんといっても、チームで・・・
自分のチームだけじゃない、病棟スタッフ全員で
ひとりひとりの患者さんの情報を共有しなければ
成り立つ仕事じゃないんだからさ。

夕方になって出勤してくる夜勤者に
要領よく的確な申し送りができなくちゃ、その情報は
途切れてしまう事にもなり兼ねない。

それじゃあ、困るのは患者さんだからね。
いつも同じスタッフがひとりの患者さんに関わる事が
できないんだから・・・

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同僚のおじいさんの容態が思わしくないから・・・
と、10日(日)の夜勤を引き受け、明けの月曜日は午後から会議があり
仮眠もしないまま再び職場へ行き・・・
夜はいつもよりは早めに布団に潜り込んだものの、明け方に目が覚めたり
熟睡感が全くない。
そして、またしても夜勤。
明けて今日の10時過ぎに、やっと17時間の夜勤から解放され帰ってきた。

あーあーあー・・・疲れたー・・・

けど、不思議に眠くない。
なんだろう?
頭が麻痺してる?

ここで、いい気になって張り切ると翌日が堪えるんだよ。
体が重い・・・
頭がすっきりしない・・・
なんだか解らない、どんよりして何もしたくない一日になる。
せっかくの休みだから、そんなもったいない使い方はしたくないしね。

今夜はゆっくり休むとしよう。
いつまでも若いつもりでいたって、所詮は50の大台に載っているから
無理は禁物。
油断大敵。
自分の体だからね。労わってやるのも自分しかないんだし・・・

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今週も忙しく、残業続きでバテバテ模様だけど
美味しい物も食べたし・・・
きれいな景色も見たし・・・

今夜の夜勤さえ乗り切れば連休だしねー。

来年の話をすると「鬼が笑う」とか言うけど・・・
昨日、仕事が終わった後、来年の研究メンバーと
テーマや研究方法のアウトラインを話し合い。
仕事が終わるのも遅くなり、お腹も空いたしね・・・と
食事に誘ってワイワイ言いながらなんだけどさ。

まだ、その程度の段階だから・・・
私はメンバーというよりも・・・お目付け役?
なんてったって、メンバーが23才の娘3人だから・・・

娘の年齢よりも下の子を相手にしてんのよね。
はあぁぁぁ・・・
これからが大変だけど、引き受けた以上は
がんばらんと・・・ね。

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うちの病院は、その日によってリーダーが交替する。
そのうえ、申し送りが廃止の方向へ・・・となった途端に
案の定、引継ぎが上手くできない事態が勃発。

何がどこで中止になったのか、開始になったのか
わけの解らない有様に・・・
リーダーとなるナースの経験年数も力量も違うのだから
当然の成り行きなのだが・・・

一日の業務の流れ
それぞれの患者さんに関わるケア

慢性期の患者さんがメインなだけに、日毎に変化していく
事はほとんどないが、変化のない中にも流れが変わる事は
ある。
ひとりの患者さんに対しても、チーム全体の患者さんに対しても
どんな時も決められた事を順番にすればよいのではなく
先にやらなければならない事、後回しにしても支障のない事が
あるはず・・・
が、それを自分の中で計画を立てて仕事にかからないと、
成り行き任せの看護になりやすい。

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先週の土曜日・・・私が休みの日に起きた事件。

50歳代のある患者さん。
自分のチームではないので、その方を取り巻く背景に
ついて詳しいことは解らないのだが・・・

脳血管障害の後遺症はあるが、日常生活はほぼ自立の
状態で急性期病院から転院。
ただ、入院後間もないこともあり安全のためにベッド柵を
使用。
トイレなどベッドから降りる時には、ナースコールをして
スタッフにベッド柵を除いてもらう・・・ことが必要だった。

不自由を強いられてはいたけれど、ある程度は納得されて
いたようだったのだが・・・
土曜日の朝、何が原因だったのか当事者からの話を聞いて
いないので、本当のところはナゾなのだが。
いつもは穏やかなその患者さんが、折りたたみ式のナイフを
取り出して若い看護師を脅した(?)・・・というのだ。

今日の午後、その事件に関してカンファレンスがあった。

患者さんからの話しを聞いた人から伝えられたのは、
「こういう物を使わないと自分の思いを聞いてもらえない。」
と思ったという。
そして、何よりも・・・
「ベッド柵をされた・・・俺は動物じゃない。」
と言われていた。

患者さんの心を考えて欲しい・・・
患者さんと向き合い、自分の心も伝わるようにして欲しい・・・

ひとりの患者さんに、スタッフ全員が同じ対応が出来る。
これが理想なのだろうけれど、スタッフに悪気がなくても
相手には「不快」「感じ悪い」「冷たい」「無視された」などと
思われる時もある。

笑顔は忘れず・・・解ってはいても、忙しかったり他の仕事が
気になったりすれば笑顔も消えているかもしれない。
いつもいつも・・・いい状態ではないのだ。
スタッフもひとりの人間である以上は、体調が悪い時もある。
心が刺々しい時もある。

患者さんとスタッフとの心のすれ違いから起きた今回の事件。
どうしたらよかったのだろう?
という答えは・・・簡単に出せるものではない。
カンファレンスをしながら、お互いの胸の中に感じたものは
なんだったのだろう?

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うちのようなリハビリがメインの病院だと、ほとんどが
慢性期の患者さん。
ややこしい検査とか急を要するような事態とは、
縁遠くなりがちで悪い言い方をすれば・・・
うちの若いナースさん達は
「ぬるま湯に浸かっているようなもの・・・」
だから、突発的に何かあるとそりゃもう大変な事になる。

それは、まぁ仕方のない事か・・・頭の中で解っていても、
経験してなければ動けなくて固まってしまう事もあるさ。
いつだったか・・・冬の寒い日に夜勤をした時の事・・・

突然、下血をした患者さんがみえた。
私の担当チームの患者さんで、
介護士さんがオムツ交換に行った時見つけ、
「○○さん、ちょっと来て。」と呼びに来てくれた。
見に行くと、確かに下血している。

とりあえずバイタルサインを取り一般状態を確かめた後、
当直医に報告して指示を仰ぐ。
それが一般的な手順。
異常事態ではあるけれど、それほど慌てるこっちゃない・・・

ところが・・・である。

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私のことあれこれ
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蘭麝(らんじゃ)
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69
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女性
誕生日:
1955/04/11
職業:
看護師
趣味:
ドライブ、温泉、山、香
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