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桜の花びらは風に舞い空を漂う。 想いは何処へ・・・あなたの許へ・・・
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家を出た娘の・・・である。

会うことも数えるほどしかなかったが、外泊するのは
今日が初めて・・・

一睡もできなかった夜勤から帰ると・・・
疲れて眠くてたまらなかったが、久し振りに帰ってくる
娘を布団の中で迎えたくはない。

家のことをしながら「お昼頃に行くから・・・」と連絡が
あった娘を待った。

お昼頃・・・ったって、来たのは2時過ぎてたけど・・・

しばらく話をした後、犬を連れて散歩に行き
夕ご飯は「焼き鳥」を食べに行ってきた。

それから・・・カラオケ2時間。

楽しかったよ。
ビールを中ジョッキ2杯飲んでるからね。
戻ってきた途端に眠気が襲ってきてるけど、
もう少し頑張るかな~・・・

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今日は娘の彼の父上の葬儀。

私は偶然にもオフだったから、その気さえあれば
見送ることもできたはず・・・
体の不調を理由に参列しなかった。

ほんとは・・・行くつもりだった。
通夜に行くまでは・・・

私の手助けなど必要ない・・・そう感じた。

お節介なだけ・・・ふたりにとっては・・・

彼のサークル仲間が手伝いに来てくれていたし、
父上の商売関係の人も来ていて・・・
娘としてはそちらへの気配りで精一杯だっただろう。

それは・・・わかる。

だけど・・・

仕事が終わってから慌しく駆けつけた私に、
「お参り済ませて帰って・・・」
そのセリフはないだろう・・・。

親に遠慮はいらないというものの、
自分たちのことで精一杯だったとしても・・・だ。

今日も夕方には終わっているはずだけど、未だに
何の音沙汰もなく・・・
いつだって、私の空回りで終わる。

娘の自立を喜んでやらなくちゃならないのだろう・・・

置き去りにされたように思うのは、子離れできない
親の愚かさかもしれないが・・・

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娘が家を出て一ヶ月以上・・・ゆっくり話すこともなく
まして食事することもなく過ぎてしまった。

それが・・・

昨日は娘から「休みを取るからランチを一緒に。」と
誘われて出掛けた。
待ち合わせは名駅前のミッドランドスクエア。

ランチを予約した・・・と言っていたから、ちょっと期待して
行ったのだが・・・

なんと、期待どおりの展開。

京都に本店のある「湯葉料理」の店に予約してあった。
さすがは私の好みを知り尽くした娘。

久し振りに会った娘・・・
話しは尽きず、彼のこと、仕事のことなどなど。
時間はまたたく間に過ぎていってしまった。


私は・・・あの人と夕方から会う約束をしていたのだが、
「5時に帰るよ。」
そう言った時の娘の顔・・・見たら帰れない・・・よ。

娘もそれくらいの時間になれば、彼と待ち合わせて
一緒に帰るだろうと思っていたんだよね。

一日中、のんびり私と過ごすつもりでいたらしい・・・

こうなると、あの人の約束を断るしかない。
昼前にメールを入れたけど返事はなし・・・

私の勝手な思い込みが招いた結果だけど、後味悪い
ことになった。


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いいのか・・・悪いのか・・・よくわからんけど。

うちの娘・・・私と違い、「むっ」と堪えることが起きても
あからさまに表に出さない。

その反動なのか、私を・・・八つ当たりの標的にすることが
ある。
親だから仕方ないと思いつつ、なにぶんにもオトナ気ない
私のこと・・・
仕事で疲れていれば、余裕もない状態になっている。

そこまで言うか・・・
それをするか・・・と、逆ギレして応戦することも多い。
(↑火に油を注ぐ結果となる・爆)

連絡がないのは元気な証拠・・・というが、
家を出て行ってからというもの、こちらから連絡しない限り
メールすら寄越さない。

先日・・・めずらしくメールがあったと思えば、彼の父が
緊急入院しどうやら「間質性肺炎」と診断されたという。

「自分は仕事だけど、何かあればもしかしたらそっちへ
彼から連絡がいくかもしれないのでよろしく・・・」

そんなような内容だった。
休みだったけれど連絡があるかも・・・と思えば、いつでも
動けるよう心積もりはするじゃないね。

そうしたらさ・・・それ以後、ふっつりと何にも言ってこないじゃ
ないのよ。
どうなってんの?!

ふたりで協力して何とかなってんならいいけど・・・
ま・いいか・・・

いつでも・・・どんな時も・・・
振り回されるだけの私ってなんなの?と、いつものオチだね。

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ついね・・・言い過ぎちゃったんだ、娘にさ。

きっと間違いなく言われたくない「ひと言」だったよ。
解ってて言うなんて・・・最低・・・

待つのも辛いもんだよ。

言わなくてもいいことまで・・・つい・・・

彼女も解っていると思う。
甘えられる方に・・・解ってもらえる方に・・・
なんだかんだと言っても親子だからね。

甘えているんだ・・・そう思う。

だからさ・・・
もう手を離してやろうと決めた。
このままじゃ板ばさみで苦しむのは・・・娘ひとり。

不器用な子だから、ひとりで二役・・・仕事も入れたら
三役だよ。
無理な話さ・・・最初から・・・

だったら・・・せめて二役にしてやろうってね。

私もきつくなるのは目に見えてる。
けど、自分のことは何とかなる・・・と思う。

離れている娘のことは想像するしかないじゃない。

大切にしてもらってるのか・・・
我侭言われて困っているんじゃなかろうか・・・
帰りは遅い・・・朝は早い・・・疲れていないだろうか・・・

そんなことばっかり考えていると、
私は心配してるのに・・・と
些細なことに余計に腹も立てるからね。

このままじゃダメになりそうでさ。
決めた・・・わけよ。

しばらくは無理かもしれないけど、そのうちに慣れるよ。
きっとね。

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てっきりスキーに行って、うちへ帰るのが遅くなった・・・
と、ばかり思ってたんだけどね。

娘の名誉挽回のために訂正するよ。

今日、夜勤明けで帰ってみると娘は布団の中。
「ほーらみたことか・・・遊び疲れて寝坊でもしたんだろ。」
そう思ったら・・・

どうやら風邪をひいたらしい。

で・・・スキーも結局取り止めにしたそうだ。
彼のうちで一日中寝ていたけど、私が夜勤だから犬の世話に
帰ってきた・・・ということらしい。

それならそうと、メールのひとつもくれたらいいのに・・・

思ったけど、私が前日に熱を出してるからね。
そりゃ連絡できんわ。

ごめんよー遊んで遅くなってるとばかり思ったのは
悪かったよ。
早とちりだったね。
ほんと、ごめん。

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うちの娘…土曜日の明け方に出発してスキーに行く
予定が、二人して寝坊したとかで日曜日に行って
来たらしい。

今夜は夜勤だから、犬の世話に帰ってくることに
なっているけど…
まだ、彼の所にいるのか…家に帰る道中なのか…
家には辿り着いていないらしい。

今日は二人ともいつもどおりに仕事があるはず…
翌日のことを考えたら、早めにスキー切り上げて
帰ってこようとは考えないのかねぇ。

困った二人組だよ。

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蘭麝(らんじゃ)
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70
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女性
誕生日:
1955/04/11
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看護師
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ドライブ、温泉、山、香
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